リンパ浮腫療法士(LT)とは?

リンパ浮腫についての知識

ガン治療をしたあとに、後遺症として現れることが多いと言われている「リンパ浮腫」。

 

リンパ浮腫の患者は若い女性が多いとされており、乳がんなどの治療後にリンパ浮腫の症状に悩まされる人がいます。

 

リンパ浮腫は、リンパ液の流れが滞ってしまって体にたまり、むくみが出るという症状。

 

このリンパ浮腫を治療するために使われる「複合的理学療法」に必須な知識&技術を持っている療法士が、「リンパ浮腫療法士」になります。

 

リンパ浮腫療法士(LT)になるには?

リンパ浮腫療法士(LT)の試験は以下の流れで実施されます。

 

まずは書類選考が行われ、その後に筆記試験→合格発表という流れになります。試験はマークシート方式、90分かけて行われます。

 

出題範囲は以下のとおり。

 

・解剖生理学
・浮腫の概論
・複合的理学療法概論
※全部で50問が出題されます。

 

受験資格について

以下の条件を満たしている人のみが、受験をすることが可能です。

 

◎以下の国家資格のいずれかを取得しているかどうか

 

・医師
・看護師
・理学療法士
・作業療法士
・あん摩マッサージ指圧師
・柔道整復師

 

さらに、2年以上の実務経験があること

 

◎リンパ浮腫治療に関する研修を受けていて、以下の条件を満たしていること

 

・日本国内、海外どちらかで座学45時限(33時間以上)
・同じく、実技90時限以上(67時間以上)
合計、135時限以上(100時間以上)

 

◎リンパ浮腫外来や、リンパ浮腫の治療や指導を行っているところでの実務経験があること

 

そして、上記で挙げた研修を受けてから2年の間にリンパ浮腫の実務を5例以上行っていること。

 

※実際に症例に対する実務を行ったという証明が必要になるようです。

 

医師の署名・捺印をもらったうえで具体的な症例リストの提出をしなければなりません。

 

他にもいろいろな条件があるようなので、ぜひともこの受験資格を満たしているかどうかのチェックをされて下さい。

 

更新が必要な資格になります

このリンパ浮腫療法士は更新が必要な資格になります。

 

認定を受けて5年目となった10月20日〜12月20日の間に更新手続きが必要となりますので、リンパ浮腫療法士としての資格を維持したい場合は必ず更新をするようにしましょう。

 

更新できるかどうかにも、きちんと条件があります。症例が30例なければ更新はできないようになっているようですね。

 

医療関係者がリンパ浮腫を学ぶ意味は大きい

いろいろながん治療が行われている今、後遺症があるということはあまり知られていません。

 

ガンに苦しむ患者さんを救うためにも、後遺症として「リンパ浮腫」のようなものがあること、そしてその治療のためにいろいろな団体や医療関係者が動いていることを広めていきたいものです。