「リンパドレナージュ」と「リンパマッサージ」の違い

どちらも「マッサージ」であることは変わりない

「リンパドレナージュ」「リンパマッサージ」、どちらもリンパに対するマッサージであるところは同じです。

 

リンパの流れが悪くなると、新陳代謝が上手くいかなくなってしまうため、体の中の老廃物を外に出すことができなくなってしまいます。

 

それが、肥満や体調不良の原因になってしまうことが多いので、「リンパの流れを活発化させて、新陳代謝をよくすること」は非常に大切なことです。

 

そのリンパの流れを改善するために、有効だと言われているマッサージが「リンパマッサージ」であり、「リンパドレナージュ」であるということですね。

 

では、この両者にはどんな違いがあるのでしょう。

 

エミール・ヴォッター氏が作り上げた「リンパドレナージュ」

「リンパマッサージ」というのは、本当にたくさんあるリンパに対するマッサージの総称です。

 

リンパ系のマッサージは、すべてリンパマッサージであると考えていいでしょう。

 

例えば、日本で良く知られている「インドエステ」は、インドで5000年の歴史を持つ「アーユルヴェーダ」という伝統医学をベースにしたリンパマッサージです。

 

また、「ボンバージュ」と言って、リンパ液が溜まってしまっているところにマッサージを加え、停滞を解消するというマッサージもあります。

 

このように、リンパマッサージには本当に種類があり、自分が好きなものを目的や好みによって使い分けることができるようになっています。

 

インドエステは「ちょっと痛みがあるから苦手」という人もいますので、そういう人は他のマッサージを選択することができるわけです。

 

では、リンパドレナージュはどんなマッサージなのでしょう。

 

リンパドレナージュは、1930年にデンマーク人のエミール・ヴォッター氏が開発したマッサージです。

 

このエミール・ヴォッター氏がどんな人物だったのかを記述しているサイトは少ないのですが、リンパドレナージュの講座を開講している「ジャパン・エコール・デ・アロマテラピー」によれば、「博士」であったようですね。

 

エミール氏は、リンパの流れを改善することで体のいろいろな不調を改善できることに気づき、その改善方法として「リンパドレナージュ」を開発しました。

 

このエミール・ヴォッター氏が開発したリンパマッサージのことを「リンパドレナージュ」と呼んでいます。

 

医療の現場でも使われるリンパドレナージュ

日本では「美容」の意味合いが強いリンパドレナージュですが、実はもともと医療の分野で使われるマッサージとして開発されました。

 

そのせいか、日本でもいくつかの団体が医療の現場に用いるマッサージとしてリンパドレナージュを広めているところもあり、今後はこちらで使われることも多くなりそうですね。

 

実際、日本医療リンパドレナージュ協会では、「リンパドレナージセラピスト」の育成をするとともに「リンパ浮腫」の保険適用も目指しています。

 

このように、かなり本格的な活動を行っている団体もあります。

 

リンパドレナージュの名前がついていても、その役割にはいろいろな違いがあり、施術の種類にもいろいろなものがあるということが解りますね。